買うか、借りるか、それが問題だ…

コスト面から考えてみよう
自動車を所有するということは、購入費、維持費等の負担を意味します。通勤や移動のために、電車やバスを利用するよりも、自動車を持っている方がよいのでしょうか?それとも、普段は電車やバスを利用して、レジャーの際などにだけ、レンタカーを借りる方がよいのでしょうか?
自動車の購入の是非を、コスト面から考えてみましょう。
その場合、考慮に入れるべきことが三点あります。
まず、自動車にかかる諸費用はいくらか、ということ。
次に、それに代わる交通手段による移動のための費用はいくらか、ということ。
そして、両者を比べた時に、どちらがよりローコストであるか、ということです。
では、第一の自動車の諸費用について、分かりやすいよう、一か月あたりの費用を考えてみましょう。
自動車のコスト
自動車の購入費は日本産軽自動車の場合、安いものは100万円から、高めのものは200万円まで。
ここでは、150万円の軽自動車を購入したとします。
自動車は、部品を交換し、手入れをすることで、半永久的に使い続けることができます。
いちおう、走行距離が10万キロを超えると、部品の交換が必要になったり、トラブルが起きやすくなるということで、仮に、8年耐久すると考えます。
すると、月毎の車両費は150万円/96か月=1.56万円程となります。
維持費、たとえば車検代、保険料、税金などは、合わせて1万5千円程。
駐車場代は、自宅の敷地に置ける場合は良いですが、月極駐車場の場合、東京で平均3万1千円、大阪で2万6千円、沖縄で6千円程度。全国平均は9千円くらい。
ガソリン代は、仮に月3千円としましょう。
以上のように想定すると、自動車を所有するコストは、平均的には月4万3千円程、大都市圏では月に5万~6万円となります。